6/30ののらねこ
      文は田島薫



今朝はクボセンセイが出勤すると、いつも水道メーター上のボール箱にいるまだらも、

つーとんといっしょにベランダのコンクリ床にじかに寝ていたそうだ。

さすがに夏本番になって来ると、少しでも床が冷えている方に行くんだろう。

しかし、そのわりに、ふたりはへの字を重ねて横にした形でくっついて寝ていたって。

なかのいい親子で、たいていまだらが寄ってって、くっついて寝るのだ。


彼らは私やクボセンセイには慣れてきて、そばに行っても気にしない。

センセイが出勤した時も、まだらが片目だけ開けてから、なんだという顔をして、

また寝てしまったそうだ。

ところが、今度ココアの事務所の一部に入る社長のUさんが上がって来たところ、

さーっと、ふたりとも逃げて行ってしまったらしい。


かなりしばらくして、まだらの方だけ戻って来て、ベランダの床で爆睡した。


で、ずっと寝てるだけなので、きょうもこれでおしまい。


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