2/24ののらねこ 文は田島薫
きょうは朝から寒くて、冷たい小雨まで降っている。休み明けの遅番で出勤すると、ドア前のエサ皿はいつか見た
「カラ」モードになっていた。
ここんとこ、センセイわりとちゃんとやってたので、そろそろかなと
思ってたとこだったので、別に驚きはしなかった。
入口にバッグを置きエサの用意を始めるて振り向くと、いつの間にか、つーとんが来ていて、訴える目で、にゃーと言った。
センセイ来てるらしいのにエサが出てないので、後から、ちゃんと世話する
いつもの人が来るはずだと、ものかげでじっと待っていたのかも知れない。
事務所に入って、エサ忘れたろ、と言うと。センセイは、忘れた、と言った。
しばらくすると、センセイ、きょうはすごく寒いね、こんな日はねこはどーしてるんだろー、と言ったので、ばかやろー、ねこにエサやれよな、と
文句を言ってやったのだった。