2/10の主張             文は田島薫


(米国の屁理屈について)

米国はイラクが査察に非協力的で、もう待ってやる時間がない、

ゲームイズオーバーだ、などと言って攻撃を実現させようとしている。


イラクは査察に協力的だし、もし怪しいところがあり、それが査察協力と

兵器廃棄を定めた安保理決議1441に違反していると言うなら、査察側が

証拠を提出しなければならないのに、すでに査察が済み問題ないとされた

施設の写真まで持ち出し、証拠がうそだろうがなんだろうがとにかく

国際世論の中の単純で感情的な層に向け、イラクの危険性を印象づけて、

反イラクのキャンペーンを盛り上げよううという意図がみえる。

(米国は湾岸戦争時にもでっちあげ宣伝キャンペーンをやったことは有名)


破壊兵器はないと言ってる相手に、それを処分したことを証明しろと責め、

できないに決まってることができないと言っては、非協力的だと決めつける。

9.11のテロから始まり、イラクとアルカイダとの関係という理由から押し進め

られてきたイラク攻撃方針だって、全く関連性が証明されず、1441の決議

違反という無理矢理の理屈に変更になった。


だいたい大量破壊兵器を一番持ってる国が、同じ理由で他国を取り締まり、

自分は国連決議を守らないでも、他国には同じ理由で攻撃しようとする。


石油の利権がからんでもそれは口にせず、相手が危険な国だからだと。

冷静に考えてみたら、危険なのはどっちの国の方か子供でもわかるはずだ。


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