12/22の日記 文は田島薫
週末、事務所でのココア関係者による忘年会は鯛のアラ入り湯豆腐に、クボセンセーがおしるこを作ったりして、私はそれをいただかなかったんだけど、みんなは、
あま〜くてうんまいや、などと言いながら、みよーな酒宴になった。
サニーと私はギターを弾いて、サニーのギターの方は音がきれいでうまい、とまたいつものようにシャンさんが私にあてつけるように強調した。
確かに誰が聞いてもひとつひとつの音を大事に流れるように弾くサニーのギターは
きれいで、くらべて私のは弾き方が乱暴だし、唐突な音を出したり、コードから
外れたりするから、うまくないと言われればそれまでだけど、へたにしても、サニー
とは目指してる方向が少し違うと感じていることも事実なのだ。(そんな弁解いらん)
翌日は私の自宅でバンドの練習兼忘年会をやった。私のオリジナルで何度か合わせた後、ハルさんが初めて書いて来たオリジナルを
披露してもらった。なぎら健一が歌ってたようなオーソドックスで軽いおふざけも入った
ほのぼのとしたフォークブルース調の曲と詞だった。
さすがに普段セッションでやり尽くしてるジャンルなのでベースもサニーのギターも
一発で合ったし、今どっかで演奏しても全然違和感なさそうに感じた。
おれのオリジナルより完成度高いんじゃないか、って言うと、田島さんの曲は難しい、
と言われた、みんな心から楽しそうに演奏してんのを見ながら、それとくらべ、
暗くてなかなか音の安定しない私の曲はなんなんだろうと少し考え込んだ。(困り曲?)
陽が落ちると、たらの湯豆腐とハルさんが作った私の喰えないカニサラダや牛の煮付けのようなもんで酒宴をした。