今週の感動              文はさぬが豊


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
今週は去年の春来た、昔の「今週の感動」。



雑談におつき合いください。
昨晩も夜中まで木を削っておりましたが
さすがに騒音を気にして消化不良になりそう。
始めたらやっぱり勢いってものがあるので
気が済む段階まではやっておきたいのに一日が短いんだね。
年令がありがたくもあり苦もありです。
というのは制作工程について。

その1  嘘がないようにと図鑑などを開いて再確認すると
    やはりデッサンしっかりとなってしまって、2.3
    日すると面白くないことを感じてしまう。やっぱり
    自分流のデッサンでいいじゃないか!そういう事に
    今さら悩む段階でもないでしょう!など。

その2  田島さんに指摘されたと思う「足」の部分がやはり
    変にリアルでやはり面白くないね。材料やら素材に
    頑張っていると、どこかにバランスが見えなくなって
    しまいやすい。がんばればいい訳じゃないのよね。
    作りなおそう!

    作業の先生もいなくて試行錯誤の立体制作だけれど
    下手でもいいから「思い」だけはしっかり持って
    作ってみようと思っています。
    カンナ屑と埃を身に付け家に戻る。安いウイスキーを
    湯で割って飲むのにも語る友がいないというのも
    虚しいもんです。やっぱり田舎なんだなと思う。
    だからメールさせてもらいました。

追伸  首にタオルを巻きどうでもいい作業着でベニア板に
    ジェッソを塗っていたら、誰かが訪問して来た。
    先日初仕事になった印刷屋の営業マンだった。
    「日曜のチラシ見た?いい上がりだったでしょ?」
    アポなしの突然の訪問だったので驚いたが、彼は
    まったく気にすることもなく立ち話。
    制作中の「鳥」や「恐竜」に
    「なんだよ〜!佐怒賀さんはこんなんも作るン?」 
    「絵だけ描いているかと思ったよ」
    調子のいい営業マンかと思っていたので、話半分に
    していたものの、満更そうでもなさそう。
    「絵を習っている人がいるんだけど、今度紹介させて!」と
    なってしまった。(笑)絵心が少なくてもあるらしい。
    田舎の営業マンは突然現われ、コーヒーも飲まずに
    サッサと帰ってしまった。
    寝癖の髪を直すひまもなかったよ。

    ちょっと話したかったのでメールしました。
    すんません。


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