4/28の主張             文は田島薫



(自己中民意について)

滋賀県の豊郷町のリコールされた大野町長が再選されたニュースに驚いた。


まだ丈夫な歴史的建築物である小学校を壊して新しいのに建て替えようとして、

住民たちの反対にあい辞任させられたのだが、再選挙で反対派の候補が2人に割

れて、僅差で当選したのだ。


旧校舎は保存されるものの、それがまだ使えるのに、新校舎建設が決まった。

町長にとっては新校舎建設さえ実現すれば利益になるのだろう。


国からの補助金は建築物を改修するよりも、新築する場合の方が比率的にも高額

になり有利だということの理由で、旧校舎の修繕して使う途は住民全体の半数に

届かない住民たちによって閉ざされた結果になった。


補助金ももともとは税金、自分たちの地元の業者に金が落ちれば、他人の税金の

無駄遣いも、知ったこっちゃないと、いった結果だ。


日本全国の地方自治体で似たような発想の補助金獲得政策が行われているのだ。

本当に必要なものが作られず、一部の業者が潤おうだけの税金の無駄使いをくり

返していることで、めぐりめぐって自分たちの生活にしわよせが来ていることに

目先の補助金を支持する人々は、そろそろ気がつくべきだろう。


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