連載●文はクボユーシロー

貞熊遺伝研究所21


(天の使い14)

先週、レッズが4対6で負けた。相手はセレッソだった。

開始してすぐダンダーンと得点し、3対0になったので『久しぶりに楽勝ジャン』

と思った。

それが春の淡雪、終って見れば逆転ボロ負け…。唯一の救いは、ホームゲームで

なかった事。(コレも寂しい話)

いくら僕が『天の使い』をやっているからといって、何とか一つレッズをよろし

くと『天』に頼む事などできない。薄幸なレッズファンが地獄の闇の底から立ち

かえり、明るいひかりの中に立ち続けることができるのはいつの日か。(つまんな

い事、うだうだ言ってるんじゃない) 話は突然変わるが先週、中国人留学生3人と

食事をした時に中国の『新型肺炎』が話題になった。『人口13億人で患者が数千人、

たいした事ない…』と、一人の留学生が言った言葉に他の留学生も楽天的にうなず

いた。全員とは言わないが、多くの中国人の気持ちを代弁しているのであろう。

かつての日本の高度経済成長期と同じ熱気に包まれる今の中国、自分の事で精一杯

の人々が多いであろう事は想像できる。しかし今、中国は一致団結してこの『新型

肺炎』に対応しなければとんでもない事になる。

勿論、日本も対岸の火事ではない。どんなに検査を厳しくしても、じき日本に入っ

て来るだろう。(すでに入っているか) つづく


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