11/12ののらねこ 文は田島薫
週末にはドアの外の大皿にエサを山盛りに入れて帰ることにしているのだが、
どうも先週末は仕事上で少し不愉快な思いをしたせいもあってか、
気がまわらず、平日の量しか入れなかったようだ。
ただでさえここんとこ新しいお客さんも顔を出すことが多くなってきて、量が不足がちなのに、悪かったと思っていた。
案の上、朝来ると、皿はピッカピッカで、ふつうなら皿の外に2、3つぶ落ちてるぐらいの余裕はあるのに、それもなかった。
ねこ世間では、「ここんとこ世話が不十分だ、もっときちんとしてくれよ」と怒っているのかもしれない。
そういえば、先週はキャットフードが少し未消化の、※んこがドアの真ん前にしてあった。ねこ仲間を代表して
だれかが「これが私らの気持ちです」と抗議したのだろう。
※脚註:最初にクボセンセイが発見して、得意そうに報告に来た。「最初の発見者がかたずけるべきだ」と私は主張したのだが、彼は「辞退したい」
といったのに、ああ言いながらかたずけるはずだと期待していた
私がまちがっていたとわかったのは、2時間後くらいに来た、
人間のお客さんに「玄関がトイレになってるよ」と指摘された時だった。