11/26の日記
         文は田島薫



昨日ではなく、先週の事だけど、その前の土曜夜にあった

(ずいぶん古い日記だ)友人のバンドのライブ後の流れで

朝まで飲んだため、少し昼夜逆転を起こし、19日は未明まで起きていて、

獅子座流星群のことを急に思い出し、家のベランダへ出て空を見た。


ピークより1時間以上遅れてしまっていたのはわかっていたが、

それでも、天空をいくつも光りの玉が走るのが見えた。


事務所に出た後、

友人のサニーからときどき楽しそうに話題にのぼる愛犬ゲンキが

フェラリアにかかり医者に見放されたという報告を思い出し、

メールで聞いてみた。


翌日のメールで、彼が流星群の日に亡くなったと、タオルケットに包み、

菊の花と娘の便箋2通を入れ、庭に埋葬したと、娘が声を出して

泣いていたと、たんたんと書いて来た。


流星群の下で死んでいった彼は、ただものではないと返事を出した。


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