3/5の日記



今年の正月に私の母親の姉妹の1人が亡くなったんだが、そ

の亭主が億万長者なのに子供もなくて88才の高齢なので、彼

の弁護士から遺産相続権の話をしなければならないと聞き、

大金を相続させたいという話かも知れないと構えていたら、

なんのこたーない、先週末に弁護士が来て話したことは、自

分が先に逝くと思って女房の名義にした(このことで私は彼

の気持ちを認めたいと今は思っている)財産の名義変更の承

認をしてくれというというのと、もともと、うちの他の姉妹

の財産相続で受け取ったささやかな彼女の財産から4分の3を

取った残り分をお袋たちに相続させるというだけの話だった。

相続権は今回だけで、これで財産分与はおしまいかと聞くと、

自分では多すぎると思っているが、弁護士に言われてしぶし

ぶ出した、と言われた。こういう老人が日本じゅうにいる。

金の必要な人間はたいてい貧乏で日本の経済はなかなか動か

ない。


戻る