12/10の日記
         文は田島薫



土曜の夕方いつものスーパーへ食料を買いに行ったんだけど、

レジで精算がすんで、レシートを見ると、会員カード(以前はこういうものは

面倒でもらわなかったんだけど、老後のことを考えたりしてこのごろ倹約の

意識が出て来た)のポイントがすでに先週で500円分越えているのに

気がついた。これは一ヶ月以内に金券に変えないと無効になるということ

だったので、自動引き換え機にカードを入れた。


すると、用紙が切れていますので係を呼んでください、と表示されて、

止まってしまった。カードも出せない。


そばのレジの女性に伝えると、そばのインターホンをかける、で、

あ、誰もいない、とあわてている。他のレジの女性と話し合っているが、

どうも担当者がいないようで、手の打ちようがなく、ただすいませんなどと

言いながら、困った顔でレジを打ち続けている。


3分、5分と待たされる。も、カードいらないからと言って帰っちゃおうかと

いう案も浮かんだが、そんな損なことはできないと心が言った。


500円のために待ち続ける私って、大物にはなれないなと思った。

ちなみに、その前の週は、かに屋での忘年会でかなり使ってるのに。




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