9/24ののらねこ
      文は田島薫



先週に続き3連休の後、皿にエサを多めに入れた。

先週と違いきょうは気持ちのいい秋晴れ。

昼前にすぐそばのやおやでねぎと納豆を買って戻って来ると、

黒とらの子のまだらしまがひとりでやって来ていて、ベランダの

奥へ逃げてこっちを見ている。


おー、来たかと笑いかけてからひっこんで、窓からのぞくと、

ちょっと開けてドアストップをした(前は全開してたんだけど

入って来てしっこをかけて逃げるお客さんが続出したので、変えた)

すぐ前に来て、じっとおすわりしている。


ドアのすき間から、クボセンセイが時々自作の猫じゃらしを出したり、

またたびや、チーズなどのサービスをしたりしてたので、

ドアのこっち側に好奇心を感じているらしく、しばらく

そうやっていることが多い。

きょうはすき間からなんにも出してやらなかったら、向こうから

すき間に顔をのぞかせた。


手をだして、顔をなでるまねをしたら、すっとひっこんだけど、

体の位置はそのままだ。

だいぶたって、窓からのぞくと、皿のエサを食べていた。


待ってもうまいものが出て来ないな、じゃしょうがない、いつもの

定食でがまんしとくか、というのだったのかな。失敬なっ。



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