9/2の日記          文は田島薫



いよいよ8月も終わりで、学生でもないのに、なんだか

夏休みの終わりの刷り込みか、少し寂しい気持ちだ。


それにしても、あいかわらず暑くて、居間は35℃だった。

昼間のエアコンはつけないと決めてて、38℃の時倒れた(?)ので、

猛暑の時はつけてもいいことにしたのだが、その時の記憶が

あるので、耐えられないほどの暑さに感じなくて、結局、今季、

昼間のエアコンはつけないで済ませそうだ。


テレビで横尾忠則が出てて、がんがん大きな絵画を製作していて、

自分は描くことが好きで、描く行為の中から、色々発見があったり、

創作意欲もその中から生まれて来る、描く行為を止めて考えて

いたら、どんどん創作意欲がしぼんできちゃうと思う、と言っていた

ことに、納得させられた。

彼は描くためのシステム作り、をかなり意識的に追求したのだ

ということが、彼が成功したひとつの理由だと思えた。


午後はひさびさに探偵小説を読んだ。

探偵小説はチャンドラーとロバートBパーカー以外はほんの少し

しか読まないのだけど、10数年前になんかの賞をとって

内藤陳が薦めてたのを古本屋で買ってから読んでなかったやつだ。


主人公は第一日めに5件、人と会い、その4件でウォッカやウイスキー

などを飲み、車を運転した。これだと、事件解決の前に飲み過ぎで

ダウンしちゃうか、酔っぱらい運転で事故を起こして留置所に

入ることになるんじゃないかと心配になった。



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