10/15の日記          文は田島薫



休日は大好きで、いつもの生活パターンをやってるわけだけど、

いつもと違った部分を考えてみると、録画しておいたウッディ・

アレンの映画を見たことと、近所を散歩したことだ。


ウッディ・アレンの作品って、夫婦、家族を中心にした精神的な

様々な葛藤と癒しのドラマと定義できるかも知れないが、続けて

見てると、職人芸的テクニックが見えて、わりあい予定調和的で、

コミックに近いもんじゃないかとも思える。


ちょっと、生活にアクセントを、と思い立ち、近所のまだあまり

歩いたことのない路地を選んで散歩した。

いつのまにか、新しい今風の家やアパートが沢山できていた。


気持ちよく晴れた休日の昼下がり、時々、休日のおとうさんといった

男が、花壇の手入れをしているのに出会っただけで、路地で遊んで

いるこどもたちが全然いない。

われわれのころはそこらじゅうこどもであふれていたもんなのに。

もっとも、われわれはベビーブーマーだったけど。


それにしても、全然いないというのはなんだ、こどもたちは、

どうしたんだ、まさか、家の中でみんな勉強してるってんじゃ

ないだろうな。

休日の勉強はやめさせろー。


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