11/18の日記          文は田島薫



一昨日の晩は友人のバンドの原宿ライブに行った。

学生時代の同窓の友人で、ビートルズコピーバンドをやってるのが、

ふた組みあって、それの、一方の年1定例会だ。


ふた組のバンドの友人はどっちもビートルズへの思い入れを数十年間変らず、

持ち続けているのが多いわれわれの世代の中でも、ダントツの「少年ごころ」

の持ち主たちなのだ。


私なんかも当時はもう寝ても醒めても生活はビートルズ一色といった感じだった

のが、全曲血・肉になった(?)末に、いろいろ別なものも平行して、聴いてきて、

今ははっきり言ってそのころほどの思い入れや情熱はない。でも、彼らの本気な

演奏を聴くと、10代の時の気持ちが戻ったようでもあり、それとは違う何だか新しい、

無条件の元気をもらった気にもなれるのだ。


考えてみれば、ビートルズって、ジャズやクラッシクと同じレベルのひとつの

ジャンルなのだ。大のおとなが大真面目に取り組むのに十分な対象と言えるはずだ。


ライブ後、学生時代の仲間なんかをまじえて酒を飲むんだけど、いつも、最後まで

私は粘ってしまうのだ、朝まで飲もうと言うのはいつも私で、何人かが眠そうな顔で

つきあってくれるのだ。クリスティーのご夫妻ありがとう(あるいは申し訳ない)。

で、翌日は酒をぬいた。


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