3/25の日記 文は田島薫
友人から彼の属す団体展の招待状が送られて来ていて、日曜が最終日だったので、土曜日に上野の都美術館に行った。
郊外の自宅からわざわざ出かけるのはちょっとめんどうだが、
桜が満開と聞いていたので、ついでにひとり花見もいいかと思った。
天気予報に反して上野駅に着いた時本降りだった雨も美術館を出る頃はぽつりぽつりというかんじで傘なしで大丈夫になっていた。
さすがにビニールシートの上で盛り上がっているグループはほとんどいなかったが、桜並木は歩いている人々でいっぱいだった。
意外に歩きの花見をしようという人々の方が多いんだというふうに
見えた。
缶ビールを飲みながら、桜を見上げたり人々を観察したり、不忍池の方に下りて※無名バンドの無料の野外ロックコンサートを
見たりしながら歩くのはけっこう楽しかった。
※客がまばらな客席の前の方のまん中にすわっちゃたので、出るタイミングが難しく、30分もお世辞つきあいしてしまったのだった。