7/8の主張             文は田島薫



(田中知事はえらい)

田中康夫知事は長野県議会から不信任決議されたが、

民主党もふくめた大多数議員からのその不信任理由は、

田中知事は自分の理念だけを主張して、県民の利益や安全に

考慮がないといったもんだった。


知事の脱ダム宣言でやらないことになりそうなダム工事は、

数百億の予算の7割ぐらいを国が援助することで、決まっていて

せっかく不況の地元の土木業界にも仕事を提供できる機会なのに

というわけだ。


田中知事はダムの必要性の有無や自然環境保護を前提とした

治水工事(これは欧米では常識で、費用もダムよりずっと安い)

の可能性を複数の専門家をまじえて研究し結論を出した。


それを工事の素人である議員たちはダム工事以外はだめだと

言い張ってはばからないのだ。


国からの補助金だってもともとは税金だということは無視し、

目先の金銭的利益のみを重視して、それが正論と信じている

旧態議員たちの意見と、全国的赤字財政のもとでの公共工事の

あり方と自然保護の必要性を考えぬいている知事の意見と

どっちが、未来の子供たちのためになると言うのだろう。


田中氏はいったん辞職したとしても、必ず再選されるはずだ。



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