1/15の日記          文は田島薫



テレビで、ノーベル平和賞記念コンサートというのをやっていて、

フィナーレでポール・マッカートニーが出てきて、ニューヨークテロ

後の支援コンサートでも歌った「フリーダム」という曲を歌った。


「自由のための正義のために、戦おう!」という歌詞で、

歌いながら「さあみなさんもご一緒に!」と盛り上げようとしていた。


彼は本気で世界じゅうが平和になって欲しいと考えているはずで、

曲も力強く、感動的にも聞こえるのだけども、


アメリカのパレスチナ政策や一方的アフガン爆撃などを、高揚させる

ような現実の前では、「ポール、そんなに現実は単純にいかないぜ」

と感じてしまったのは私だけじゃないはずだ。



その歌詞はテロ組織側にだって、有効になる可能性はあるのだし、

メッセージソングって難しいもんだと感じた。


ポールはラブソングの方が似合うし影響力もあると思うんだけど。


芸術作品の批判はしない方針なんだけど、ポールは私の意見を

気にするだろうか。





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