2/4の主張 文は田島薫
(「ことなかれ主義」について)
鈴木宗男議員の外務省への発言力によって、
政府批判をしたNGOのアフガン復興国際会議参加が、
初日に拒否された。それがもとで、田中外相、野上次官
鈴木議員が小泉首相に更迭された。
鈴木議員は以前にも、NGOの主体的行動を、外務省の頭越しにやることが、いけない、
なまいきだなどと言いながら、補助金を出させないなどの
威しによって、中止させたことがあるそうだ。
ODAの利権を守ろうという意識が見え見えの彼の発言を自分の保身だけのために、無批判に受け入れる
外務省の野上事務次官などの高級官僚。
鈴木議員のような、元々は純朴だったかも知れない人間が世渡りテクニックだけで、けっこううまくいくので、
自分の能力を過大評価するようになる。
そんな卑近な利権の力関係だけで、動く政治によって、
国や世界のあり方がずれていってしまうことになるのだ。
東大なんかを出たインテリ官僚や政治家のみなさん、学識を生かし、尊敬を得たいと思うなら、捨て身で
志を貫いたほうがいい。