12/2の主張             文は田島薫


(低能について)

中学生などがホームレスを襲って死なしてしまう事件がまたあった。

彼らには、路上で生活している人間は、軽蔑してもかまわない存在と

映るらしい。

親が必死の努力で養い、学費を納め育てられた子供が、それが

あたりまえのことで、人並みの服を着て、屋根のある住まいに住める

自分たちは、路上生活者よりも高級な存在だと勘違いしているのだ。


物質至上主義の教育で、人をおしのけても、自分だけがより高収入の

生活をすることができた者が成功者、といった意識の風潮が大人にも

あるわけだから、一概に子供だけの責任ではないのだろう。


中学生にもなって、そんな簡単な不合理さに気づかない想像力欠如の

子供が増えているとしたら、それを放っとく親の責任は大きい。

それをいい加減にしていると、つじつまあわせの要領だけ学ぶ、中身の

からっぽな、低能人間を育てることになるのだ。


間違った意識の子供にははっきりばかやろう、と本気で怒ろう。

子供のことを本気で思うなら殴ったっていいのだ。

(殴り返されることを心配してはいけない)


もちろん、本気になるには、親自身の意識もちゃんとしてからだが。


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